先週ですが、照明メーカーの技術者の方を講師に迎え、LED照明についての講習会を社内にて行いました。現在、照明をめぐる話題の中心はエコに関する関心が高まる中、LED照明にあるといえます。当社も建築主様からLED照明についての質問や導入の依頼を受ける件数が増えてきました。

講習会の内容はLED照明の原理的な話や歴史のような初歩的な内容から現在のLED照明の
状況や課題にまでわたりましたが、今回は現状における、マンションで使用する場合を踏ま
えてLED照明について簡単なまとめを紹介します。
・LEDの寿命は40000時間
・LED照明はLEDを交換可能な器具が少ないが、器具の回路が先に壊れる
・直管型の蛍光灯と比べると効率は悪いが、電球型蛍光灯に比べると効率がよい
・低温での発光効率が低下しない
さて、1つ目と2つ目ですが、建築主様からの質問で多いのが「照明器具の交換の手間」にかかわるものです。白熱灯が1000~2000時間、電球型蛍光灯でも6000~16000時間なので、いかにLED照明が長寿命かがわかります。これはそのまま照明切れの際の交換回数が減る事を意味しますよね。これは明らかなメリット。
となると次に交換用LEDはいくらくらいなのかと、なりますがこれがほとんどの照明が器具ごとの交換となっているのです。ここで、器具ごとの交換?割高じゃないかとなるわけです。しかし、2つ目の内容に目をやると、「器具が先に壊れる」のです。年間3000時間点灯とすると、13年強LEDは持つわけですが、器具に関しては8~10年程度を耐用年数としているようです。なのでLEDを交換する頃には器具も悪くなっているので器具ごと交換と「同じ事」になるそうです。

3つ目に関してはつまり、白熱灯はもちろんの事、電球型蛍光灯を使う場所ではLED照明を使用したほうがよいという事です。具体的には室内のダウンライトや外構照明で当社は使用しています。
4つ目は現在白熱灯を電球型蛍光灯に変更している方も多いと思いますが、最近洗面所であったりトイレの照明、明るくなるのが遅くないでしょうか?寒くなると蛍光灯は効率が悪くなるのですが、LEDは悪くならないのです。これは入居する方にとって大きなメリットですね。

以上のことから直管型の蛍光灯はまだ先だが、ダウンライト等の電球型の照明、外構照明等に関しては積極的にLED照明を使用することをお勧めしていきたいです。電球型蛍光灯と比べると実はトータルコストはあまり変わらないのですが、メンテナンスの手間や、利便さ、CO2の排出量等、地球環境を考えてもメリットは十分!(Oh)
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