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復興支援・住宅エコポイント

ニュース等でも取り上げられていましたので、ご存知の方はいらっしゃると思いますが
住宅エコポイントが「復興支援・住宅エコポイント」として復活し1/25より受付を開始しました。
以前の住宅エコポイントとは内容は少し変わっています。集合住宅についての概略は、

・エコポイント対象となる仕様は以前と変化なし
・一戸あたり30万ポイントから15万ポイントになった
エコポイントの使用方法に制限が加わった

ということです。使用方法に制限というのは、リンク先を見ていただければわかりますが、
ポイントの半分以上を復興支援関係に使用するということです。
つまり、以前の制度と比べると実際としては1/4のポイントになるということです。

以前のエコポイント制度は経済活動への刺激と省エネ促進に対するカンフル剤として、
生まれた制度でそれなりの成果を残しているようです。
特に共同住宅に関する住宅エコポイントの観点で言うと、
ポイント数が工事費の増加額を上回るため利用が促進されました。
人気がありすぎたせいで、対象工事期間を突然短くするほどでした。
弊社でも期間中の設計物件は皆さんエコポイントを利用していただきました。
性能がアップした上で、実質減額となるのですから当然ですね。

それに対して今回の「復興支援・住宅エコポイント」は、
掲げている理念は立派なのですがこの方法が成果を得るのかが疑問です。
1/4まで落ちたポイント数ではもちろん工事費の増加額以下です。
動機付けとしては弱すぎると思います。
動機付けとしてのもう一つの柱、復興支援に使うと決められた半分以上のポイント。
税金が元手のエコポイント、税金にて直接復興支援を行えば良いと思うのですが。
もちろん被災地の生産品に対する補償を兼ねている事も理解できますが。
建築主の良心に訴えるといっても、訴求力があまりにもなさ過ぎると思います。

どじょうさんが狙った二匹めのどじょう。
もちろん制度として始めた以上、良い成果を生んで欲しいと思います。(Oh)
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[ 2012/01/30 20:00 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)
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