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床に穴

本日、(仮称)八勝通マンションの現場管理があり、壁の配筋検査を行ってきました。
その際に、床に穴がぽっかり開いていたのを発見。
床穴

この穴、部屋の中の床になる部分に複数個所空いています。
さて、なぜこのような穴がいているのでしょうか?
実はこの穴、建物を施工する際に重要な意味を持っているのです。
答えは、建物の寸法を出すために必要な穴なのです。
例えば建物の一階のコンクリートを打設した後、
この穴から下げ振り(簡単に言うと糸の先に錘のついたも)で、
1階の基準線(基準墨と言います)の交点を指す位置を出し、
その位置を2階の床に持ってきて印をつけます。
複数個空いているのも各交点の位置を出し、
それらを結んで基準墨を上の階に上げるためです。
この基準墨を基準として二階の壁等の位置を出していきます。
意外にも建設現場にはこういう原始的な方法が残っているんですね。(Oh)
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